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山陰中央新報 – 女子ログ 冬の厄介者

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 ミニエッセー : 女子ログ 冬の厄介者

背中が痛い。仕事も何もかも面白くなくて気分がめいる。寒くて暗い家の中で過ごしていると無性にイライラする。昨年の11月ごろからこんな症状が続いた。ある時、天気予報で、島根だけ雨マークがついているのを見た瞬間に涙があふれてきた。これはおかしいなと思い、友人に相談したところ、「冬季性うつ」じゃないかと指摘を受けた。

 冬季性うつとは、10月~11月ごろ、日照時間の低下によって脳内のタンパク質が変動し引き起こされるうつ病の一種で、うつ、過食、過眠をもたらすのだという。友人は、ロシアに留学経験があり、ロシアのような冬が長い国ではメジャーな病気で、専門のクリニックがあることも知っており、私の症状を聞いて、ピンときたらしい。

 「うつ」という言葉にショックを受けたが、原因が分かった気がして、少し心が晴れた。ありがたいことに友人は、対策も教えてくれた。一つは、春になるのを待て。2月下旬には自然に治るという。もう一つは、楽しい「TODO(やること)リスト」を作ること。

 一方、残念なことに、この冬季性うつ、一度発症すると毎年やってくるらしい。来年は、山陽側に出たり、趣味の時間を増やしたり、自分を甘やかそう。我慢が美徳の世代の方から見たら「最近の若いもんは…」と叱られそうだが、うつ対策ですから、どうか大目に見てください。

(島根県奥出雲町・フク)

引用元

http://www.sanin-chuo.co.jp/sumai/modules/news/article.php?storyid=563776253

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