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成人式:「人の心癒やす力に」柔道練習中、双子の弟に障害 – 毎日新聞

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長野県松本市で2008年、柔道の練習中の事故で重い意識障害を負った沢田武蔵さん(20)と、双子の兄竜馬さん(20)が8日、同市の成人式に出席した。車椅子生活を送る武蔵さんを間近で見てきた竜馬さんは信州大学2年生。障害を持つ人の家族らの相談に乗りたいと考え、臨床心理士を目指している。


式典の後、兄弟は友人らと記念撮影をした。竜馬さんは武蔵さんのわずかな表情から気持ちを読み取ることができる。「ほめられるとすぐ笑顔になる。お調子ものの弟です」と笑った。

 武蔵さんは小学6年生だった08年、通っていた柔道教室で指導者に投げ技をかけられ、急性硬膜下血腫を発症。手の指しか動かせず、病院でリハビリを続けている。指導者は、2度の検察審査会の議決を経て13年、業務上過失傷害罪で強制起訴され、有罪が確定した。

 竜馬さんも事故当時、同じ教室に通っていた。事故のショックで精神的に不安定になり、柔道着を見ただけで気分が悪くなった。「柔道が許せなかった。悲しみもあったが怒りが強かった」と振り返る。

 竜馬さんを救ったのは、病院で受けた臨床心理士のカウンセリング。話しやすい環境をつくってくれ、柔道への思いなど他の人には言えなかった悩みがこぼれ出た。1~2年通い、心が落ち着いた。今は特別支援学校で子供たちと交流するなど障害者について学ぶ。「自分も悩みを抱える人の心を癒やしたい」。武蔵さんの手を取って誓った。【巽賢司】

引用元http://mainichi.jp/articles/20170109/k00/00m/040/054000c

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