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ひとりで悩まないで。DVが原因の「PTSD」とその治療法とは | ヘルスケア大学

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ひとりで悩まないで。DVが原因の「PTSD」とその治療法とは

更新日:2017/01/25

ヘルスケア大学編集部

精神的や身体的に大きなショックを受けることで発症すると考えられているのが「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」です。DVによって発症するというケースも例外ではありません。ここではPTSDの症状や治療法などをご紹介します。

時には生死にかかわるような体験となることもあるDVが原因で発症してしまうこともある「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」について、詳しく見ていきましょう。

DVが原因で発症するPTSDとは

天災や事故などで心理的なストレスを受けたり、虐待などの身体的ストレスを受けたりしたときに発症しやすいもので、DV(ドメスティックバイオレンス)もその原因のひとつです。

「Post Traumatic Stress

Disorder」は通称「PTSD(ピーティーエスディー)と言い、別名「心的外傷後ストレス障害」と呼びます。

引用:ヘルスケア大学

その人にとって強烈な内容であるほど、発症する可能性が高くなるといわれています。

「不安や不眠が続き、精神が過敏な状態で、わずかなことにも警戒する」「トラウマに関わったであろうものに対して回避する」「傷の原因となった体験を思い出す(または、フラッシュバックする)」。これらがPTSD(心的外傷後ストレス障害)の基本的症状です。

引用:ヘルスケア大学

まれに6か月以上経って症状が現れることがありますが、多くの場合は、6か月以内に発症するケースがほとんどです。

しかし、これらを体験したからといって、体験者全員がPTSD(心的外傷後ストレス障害)になるとは限りません。生まれつきの性格や遺伝、育った環境などが関係しており、PTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症しやすい人と、発症しにくい人に分かれます。

引用:ヘルスケア大学

不安症状の悪化で発症することもあり、大人だけでなく子供にも見られるものです。性別では女性の方が男性よりも発症しやすいとされています。

心的外傷体験が続くとC-PTSDに

心的外傷体験であるDVが長期に渡って繰り返されることがあります。すると「C-PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)」を引き起こします。

一度や二度の経験ではなく、長期的で反復的に続く心的外傷体験がC-PTSD(複雑性PTSD)の原因です。

引用:ヘルスケア大学

幼いころから経験することで、人格形成にもなんらかの影響を及ぼしてしまうこともあります。

主に現れる症状は、喜怒哀楽を表現できなくなる、絶望、自己破壊、衝撃行動、敵意、自信喪失、人格障害、うつ状態、未来に希望を感じない、他人に対して敵意を持つ、対人恐怖、家が出られずに引きこもり状態になるなどがあります。また、免疫力の低下が起こり、身体疾患が発症する可能性もあります。

引用:ヘルスケア大学

PTSDの治療法

主な治療法は、薬物療法と精神療法の2つです。不安症状が強い場合などは、医師の判断で入院治療となることがありますが、通常は通院での治療となります。

カウンセリングを中心とした精神療法が治療の要で、不安の原因となる出来事をドクターが会話で探ります。具体的には恐怖体験の言語化、不安反応のコントロールを目指した行動療法などがあります。不安や心配を解消しつつ、患者の考えや行動を変えるように治療します。比較的デリケートな話題を取り扱うので、専門家の技術と相性が重要であるといえるでしょう。

引用:ヘルスケア大学

専門家のいる医療機関で診てもらおう

慢性的な症状の改善には時間がかかります。間違った治療を受けると、症状の改善も見られず、より不安な気持ちになってしまうことでしょう。そうならないためにも、PTSDの専門家がいる医療機関かどうかを確認してから受診することをおすすめします。

引用元

http://sp.skincare-univ.com/article/033384/

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